● 医療系大学と専門学校の違い
医療系の大学と専門学校の違いは、命に関わる度合いの違いと言えます。
医大で学ぶ内容は呼吸器内科・消化器内科・産婦人科・眼科、など主に高度な知識と技術を要する分野について学びます。
専門学校でこれらの医療分野を学ぶことはできません。
医療系の専門学校となると医療事務・リハビリ・心理・福祉・看護が学ぶ内容となります。
なので、外科・内科を希望する人は医療系の大学を目指し、それ以外の医療事務・リハビリ・心理・福祉・看護などは専門学校で学ぶという流れに二分されます。
● リハビリ系の大学
リハビリ系(心理・福祉・リハビリ系)大学の特徴は学士や修士などの学位が取れることです。
それに加えて国家資格取得も目指せるので、専門学校に比べると称号の面でプラスαがあります。
称号は就職活動の時に役立ってくれるでしょう。
また、4年なので就職活動を始めるまでに時間的にゆとりが持てます。
ですが、専門学校よりも学費が100万円近く高くなるのと、生徒が多いので、個人個人が講師によく見てもらえない可能性があります。
● リハビリ系専門学校
リハビリ系の専門学校では、専攻科目が決められているので、集中して勉強できるというメリットがあります。
学費も総額でおよそ450万円と大学に比べて100万円ちかく安い。
4年生専門学校の卒業者には、高度専門士の称号が与えられます。
この高度専門士の称号の有無で給与に差がつくので、就職活動の強い味方となってくれます。
また、クラスも少人数制が多く、分からないところはすぐに講師に相談できるので上達が早いところも専門学校の強みです。
● 選ぶポイント
リハビリ系の学校を選ぶポイントは、学校の規模です。
学校の規模が大きければ大きいほど、医療機器が充実しています。
付属病院がある学校になると、実際に患者に触れて学べる体験実習があります。
規模の大きな学校ほど資格取得も就職も有利になるので、学校選びは規模を基準に考えましょう。
● まとめ
リハビリ系の勉強は就職の面に関して圧倒的に専門学校が選ばれているのが現状です。
ですが、大学の持つ附属病院での研修時のメリットも魅力的です。
学校選びをするには、まずは目標となる職業を決め、どこの学校が自分に合っているのかを検討するのが一番効率としては良いでしょう。
そして、学校の規模を見比べ、現実的な就職先を見据えて選ぶ。
もしあなたが理学療法士になりたければ、当然その専門学校を探すことになります。
理学療法士になるには独学で資格を得るのは難しく、実務や専門知識を得るために専門学校へ通う必要があるでしょう。