言語聴覚士

● 言語聴覚士の仕事

言語聴覚士の仕事は、脳卒中など病気の後遺症である失語症や聴覚障害、子どもの発達障害といったコミュー二ケーションのリハビリと摂食・嚥下(食べ物を飲み込む)の改善を支える仕事です。

患者ひとりひとりの症状や原因・様子を観察しリハビリプランを作成します。

リハビリは地道な積み重ねとなるので、患者と向き合い諦めずに続ける精神力が必要な仕事です。

● 主な職場

言語聴覚士の職場は、病院などの医療機関や福祉施設、教育機関などです。

言語聴覚士は病気によるリハビリと子どもの発達障害にも向き合うので教育機関も含まれています。

● 言語聴覚士の立ち位置

高齢化社会に伴い、言語聴覚士が活躍する機会が増えています。

現在、リハビリを必要としている患者の総数は約600万人に上ると言われています。

しかし、言語聴覚士の有資格者数は2万人と圧倒的に少ないのが現状です。

また、子どもの発達障害についても一般的に知られるようになったので、ますます言語聴覚士の需要は高まっています。

これからは”支える医療”である言語聴覚士の重要性はさらに高まるでしょう。